棚田の新米(ひのひかり)

棚田の新米(湧き水育ち)上白米 5kg【2023年産ひのひかり100%】生産者:山口さん【送料無料】

3,980(税込)

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商品説明

もっちり、奥深い甘み。豊富な水が注ぐ美しい棚田で、丹精込めて作った東そのぎの新米ヒノヒカリ


とれたての新米! 炊き立てをまずはそのまま、味わってみてください。噛むたびに広がるお米の甘みと旨み、もっちりとした食感。地元の豊富な水がおいしさの秘密で、ピュアな味わいが特徴です。
東彼杵町 蕪(かぶら)地区の棚田で、長年米作りを行っているベテラン農家 山口さんが自分や家族のために丹精こめて作ったヒノヒカリ。数量限定ですが、お裾分けしてもらえることになりました!
●内容量:上白米5kg ●産地:長崎県東彼杵町 ●年産:令和5(2023)年産 ●品種:ヒノヒカリ ●商品は常温便でお送りいたします。

「棚田のお米」って食べたこと、ありますか?


「みずほのくに」とも言われる日本では、3000年以上の昔から、米づくりが続いていると言われています。ここ東そのぎでも棚田が広がっていて、季節ごとの美しい風景と、おいしいお米を届けてくれています。
特に田植え前の水を張ったばかりの田んぼは光り輝いていて、本当に美しい。夕日に映えて鏡のように輝く風景は、息を呑むほど美しい。日本の原風景とも思えるどこか懐かしくて、それでいて、未だにこんな風景が日本に残っているのか?とも同時に思う景色です。

 

東そのぎの場合、棚田のむこうにおだやかな大村湾が間近に迫っているのも美しい。


光り輝く一枚一枚の棚田はひとつずつカタチが異なっていて、一体いつからこの風景は続いているのだろう?との思いが広がってゆきます。
でもやはりこの美しい風景は、ここ最近どんどん無くなっているのが悲しい現実。理由はたくさんあるのですが、そのひとつは「棚田は管理が大変」だからです。今の時代ですから、もちろん東そのぎの棚田でも機械化されています。でも平地の区画整理された田んぼと違って、機械がとっても小さい。


水を張って、代かきした田んぼに、苗一本ずつ植えてゆく。そして田んぼの一枚ずつがとっても小さく、しかも高低差が大きいので、田んぼから田んぼへの機械の移動にも一苦労。
これが田植えだけでなく、水管理、雑草・虫・鳥・イノシシ対策、稲刈り、運搬とすべてのプロセスで違いがでてくるので、効率だけを考えたら、棚田でお米を作る価値はありません。
実際、棚田での米づくりは、国の減反政策以降、50年以上、減り続けているのが現状です。

 

おだやかな大村湾が見える、田植えが終わったばかりの棚田。


この後はカエルの大合唱が始まる。
ここ東そのぎでも十年後、写真のような棚田の風景はもうないかもしれません。
なぜなら米づくりをしている米農家の高齢化は著しく、皆一様に「あと何年続けられるかなあ。」とおっしゃっているのが実情だからです。
じゃあなぜそこまでして、棚田でお米を作り続けるのか? 米農家さんたちに尋ねると「先祖代々の田んぼを荒らすわけにはいかない。」と答えます。だけど本当の理由はそれだけではありません。

 

東そのぎにはたくさんの源流があって、棚田の横を流れる用水路の水はこの透明感!棚田でとれたお米は、やっぱりおいしいんです。


カラダにしみわたるように美味しいんです。その理由は、棚田だから余計に手間暇かけて作っていることも大きいです。でもそれ以上に「水がちがう」のも大きな理由です。
棚田に引き込む水の源流がすぐ近くにあって、水量も豊富です。
長崎県には、34の代表的な湧き水があるのですが、そのうちの7つはここ東そのぎにあります。(環境省・日本の代表的な湧水より)

かつては佐世保から出港する帝国海軍の軍艦で使用する水は、東そのぎで汲まれていました。そのため日露戦争で世界最強と言われたバルチック艦隊を撃破した帝国海軍連合艦隊が飲んでいたのは、東そのぎの水だったと言われています。
東そのぎは湧き水にあふれ、その水質は帝国海軍ご用達だったのに、今は知る人ぞ知る存在となっています。そして、米づくりには、1反(300坪)あたり400トンもの水が必要と言われています。その水がどれくらいキレイであるか?によって、コメの味が大きく変わるのは間違いないでしょう。

 

収穫量がとても少なく、市場に出回らない「家族のための」お米


だけど東そのぎのような源流の近くの棚田で作ったお米も、川の下流の平地で育てたお米も、水の違いで味がちがうことについて、語られることはまずありません。なぜか?
それは棚田で作られた、しかも湧き水で育ったお米は収穫量がとても少なくて、まず出回らないからです。それに比べ、川の下流の平地では、効率的にたくさんのお米が生産されています。
だから、一般的に比較されることさえありません。

 

地元の水のおいしさがわかる、米粒の輝き・ピュアなおいしさ


写真では伝わりにくいですが、コメ粒が透き通って輝いてるんです。でも本当にちがうのです。お米のツヤや輝きが。甘みがモチモチした食感が。なにより味がクリアなんです。だから冷めても美味しい。
今回、紹介するお米は、「ひのひかり」という「コシヒカリ」から品種改良したお米で、甘さとモチモチした食感が特徴な品種です。
だけど「ひのひかりだから美味しい」というだけでは説明できない味わいが、この「湧き水で育った棚田の新米」にはあるのです。炊きたては、透明に輝いて、みずみずしくて、甘い。
 

ていねいに、手間ひまかけて育てられたお米


東そのぎの田んぼは、棚田ばかりですから大量生産には全くといっていいほど向いていません。また棚田で手間ひまかけて作ったからといって、市場で評価(例えば高値で取引)されるわけでもありません。
そのため棚田のお米は、苦労して作ってもそれを評価してもらえないから、ますます市場に出回らなくなるサイクルにあるのです。
だから、ていねいに作れる量だけを作る、つまりほぼ自宅用や親戚に配る量しか作らず、そしてもちろん宣伝もしません。それが地元では当たり前で、それこそが、東そのぎの「湧き水で育った棚田のお米」なのです。

 

子どもたちが毎日しっかり食べてくれる、おいしいお米


冷めて、冷やご飯になってもモチモチ。おにぎりにもぴったり。ひるがえって、世の中に出回っているお米は・・・、というと(単なる個人的な経験談ですが。)年末、数年ぶりに牛丼チェーンに行った時のこと、今の御時世でもこんなに安くで食べられるんだと改めて驚きました。味は昔と変わらず「たまにならなんとか…」といったところでしたが、子どもが全然食べてくれないのです。
ご飯がやっぱりちがうんですよね。家で食べている棚田のお米と。(うちは東そのぎ移住組でして、棚田のお米を分けてもらってます。)棚田のお米は、量が圧倒的に少ないから、流通には乗らないんですよね。
 

確保できたのは200kgだけです。だけど是非とも味わってほしい!


チェーン店やスーパー、量販店といった商流には、棚田のお米は量が少なすぎて、扱ってもらえません。仮に扱ってもらえたとしても、ブレンドされて、棚田のお米の良さが全く伝わらないし、語られることもない。また魚沼産コシヒカリのようなブランド米にするにしても、量が少なすぎるから、ブランド化さえされない。
だから棚田のお米は、地元だけでひっそりと消費され、その魅力がメディアで語られる事は決してないのです。(やっても誰も儲からないですからね。残念ながら)
実際、今回ここでご紹介する棚田のお米も、たった200kgしかご用意がありません。
コメ200kgとは、たった4世帯分のお米の年間消費量でしかありません。(農水省R2年統計より)
今回の「棚田のお米」を分けてくださる米農家の山口さん。いい笑顔。


じゃあなんで、たった200kgのためにこんなに長々と説明しているのか?「宣伝している以上、なにかウラがあるんじゃないか?!」と思われるかもしれません。
ウラというほどのウラではありませんが、紹介する、その理由は、特別町民・オフィシャルサポーターさまにぜひ食べてみてほしいからです。ただその一心です。

 

本気でおすすめします!


米農家の方々は、毎年必要な分しか作りません。
今回、特別町民・オフィシャルサポーター様のためにお願いしたので200kgがその限界でした。(昨年ご紹介した「なつほのか」は早々に売り切れました。)つまり、農家さんが自分たちが食べるために作っている(つまり商売抜きで作っている)お米のおすそ分けなのです。そうでなければ、今の御時世、棚田でお米なんて作らないのです。そして、そんな埋もれた逸品をぜひともご賞味いただきたく、ご紹介させていただきました。
ですので、価格的には決して安くありません。かといって、超高級ブランド米のようには高くありません。でも、一度でいいので、食べてみてほしい!

そもそも200kgだけのご用意なので、リピートは次の新米まで、お待ちいただくことになります。
本気でオススメです!
 

  • システム商品コード
    :000000000057
  • 製造元
    :山口文好

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